4 - 1/14 いつかは昔の話をしなければいけない。 最初は、治療が終わったらと思っていた。そのうち、一晴がじゅうぶん治療に慣れてからと考えが変わり、いつしか、もう言わなくてもいいのではと魔が差すようになった。 一晴にとっても思い出したい出来事ではないだろうから。そして、怖いのだ。一晴の俺に向ける目が変わりそうで。 1 2 3 … 14