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 いつかは昔の話をしなければいけない。
 最初は、治療が終わったらと思っていた。そのうち、一晴がじゅうぶん治療に慣れてからと考えが変わり、いつしか、もう言わなくてもいいのではと魔が差すようになった。
 一晴にとっても思い出したい出来事ではないだろうから。そして、怖いのだ。一晴の俺に向ける目が変わりそうで。