「コンビニのだけど、この前同僚が買ってきてくれて。美味しかったから一緒に食べよう?」
陽太が冷蔵庫から小さな抹茶パフェを2つ取り出す。
私たちは夕食を済ませて帰ってきたところで、今日は彼の家に泊まって明日も一緒に過ごす、そんな予定だった。
「うわあ、美味しそう! 陽太が好きそうな抹茶味だね」
「同僚もそう言って買ってきてくれて」
照れたように笑いながら陽太がパフェとスプーンを私の前に置いてくれた。
「いただきます」
「いただきまーす……あ、美味しい!」
「でしょ? 俺もう何回か買っててさ」
「え、そうなの? 新発売って書いてあるけど」
パッケージに貼られたシールを見ながらそう尋ねる。
「だって初めて食べた次の日にはもう買いに行ったからね」
「え!? 早くない?」
そんな話をしながら少しずつ味わって食べる。
あれ、と思ったのはもう食べ終わる直前だった。
(なんか、痛い……?)
右下の奥歯がシクシクと痛むような、そんな感覚。でも、それはすぐに気にならなくなった。
気のせいだよね、たぶん。
そう自分を納得させて、私は最後の一口を頬張った。